昨夜はBS日テレの「深層ニュース」で西尾幹二氏と、主に
対米関係について議論した。
西尾氏との再会は十数年ぶり、もともとハゲてたから風貌は
変わらないような気がする。
向こうもわしを変わらないと言うので、いや、白髪だらけに
なったと言うと、「白髪は誰でもだろうがカツラじゃないか?」
と言う。
カツラなんかするくらいなら人前に出ないわい。
最初は西尾氏、安倍政権をよくやっていると評価していたが、
わしが「戦後レジームの完成」だと言い、一つ一つ否定して
いくと、すべてに賛成してきた。
西尾氏は普段、自称保守論壇村(=安倍政権応援村)で暮らし
ているから、無意識のうちに頽落してしまう。
だが本来の西尾幹二はそんな集団主義の人間ではないはずだ。
二人で話すと本来の西尾幹二が戻って来る。
わしの言わんとするところを、瞬間的に掴む頭の良さは
やはり凄い。
わしが中東で戦争するのは反対だが、北朝鮮とだったら賛成
すると言ったら、司会者や周囲の人たちが慌てていたが、
あれは何だ?
よっぽど過激に聞こえたのか?
核心だけ突いていく議論になったので、視聴者を置き去りに
してないか心配だったが、終わった途端に時浦くんから、
「今回は面白かった」というメール。
番組を見たわしの周囲の反応は大変良い。面白かったそうだ。
西尾氏は皇室や皇統の考え方が全然合わないが、歴史認識や
国防の考え方なら意気投合できる。
自称保守論壇村の「空気」に感染すると、安倍政権を肯定する
ようになってしまうが、それは「戦後レジームの完成」に手を
貸しているだけなのだ。
「つくる会」は自虐史観を克服することには役立った。
ただし、恐米奴隷保守が混じってたことが失敗だった。